2011年10月14日

Giboson TAK Canary Yellow

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 今回はGibsonからシグネイチャモデルとして初めて出されたGiboson TAK Canary Yellowです。
当時、世界のGibsonからTAKモデルが出るというのは日本人として衝撃的な出来事でした。TAK自身も「半信半疑だった」というように、世界的なギターメーカーのGibsonと日本人が契約する、しかも当時だと5人目(だっけ?)、アジア人では初という衝撃の出来事だったのです。

それが市場目的なのは明白なのですが、それでも世界のGibsonだけに販売目的だけなら他にも適任者は居たでしょう。選ばれるにはそれこそ明確な意図と意味があったはずです。その目論見は大いに当たり、ギターは各モデルを出す度にSold Out。50万円のカスタムモデルから30万円のレギュラーラインも関係なく売れました。TAK自身はGibsonの自身のモデルから次々と楽曲を作り出し、遂にはこちらも世界的ギタリストであり、Gibsonシグネイチャギタリストであるラリー・カールトンと共作した「TAKE YOUR PICK」がグラミー賞を受賞。両者にとって万々歳な結果となりました。

口の悪い人の中には、エンドース契約はお金のため、グラミー賞はラリーのおかげという人が居ます。しかし、エンドース契約なんてものはそもそもそのギターやメーカーの売上げやブランド価値を高めるための宣伝の為の契約ですし、ラリーのおかげというのはこれも至極当然の話で、なんせグラミーはアメリカの賞なのですから、日本に基盤を置くTAKはそりゃ彼と組まないと賞は取るのは難しいです。あと、そういう人の言葉を借りれば、グラミー賞を取りたければGibsonのような世界的メーカーとエンドース契約を結び、ラリークラスのミュージシャンと共作すればグラミー賞を取れるということですね。寧ろこちらの道のりのほうが難易度高いと思いますが。

さて、かなり話が大きくそれましたがCanary Yellowの話です。
とは言ってもMGほど古い話ではない(でももう10年以上前になるんだなぁ・・・)ので情報も多いギターなので、それほど私が書くことはありません。感想を中心に書いていきたいと思います。

初見は多くの人がそうだったように、コナンのOPの「ギリギリchop」のOPのPV部分です。出るぞ出るぞという情報が飛び交っていたので、初めて見た時はまさに「キターッ!」という感じでしたが、と同時に「色以外は案外普通だな」とも思いました。そして「まぁ、TAKってそういう人だよな」とも思いました。これで初っ端からフロイトローズ載せてアクティブPUにスイッチごてごてだったら「なんでやねん!」と突っ込んでいたでしょう。後にサスティナー付きというレスポールの伝統のま逆なカスタムモデルも出ましたが。

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というような初印象のように、見た感じは完全なまごうことなきレスポール。色以外は機能的なものに何一つ目新しいものはありません。これは逆に安心しました。TAKモデル独自の個性としては、先述のボディの色。アバロンインレイ、そして小さく入れられたTak Matsumotoの文字でした。なので純粋なレスポール好きでもそれほど違和感なく受け入れられると思います。私もその一人です。

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このギターも他のGibson TAKモデル同様、限定版のカスタムショップモデルとレギュラーラインで生産されたモデルがありました。その違いはさておいて、カスタムショップ製は即予約完売で完全受注販売みたいな形となり、目にすることさえできませんでしたが、レギュラーモデルはそこそこ見掛けることができました。なので試奏したことがあります。私が数少ないGibsonのギターを弾いた経験の中の一つであります。

弾いた感じは・・・まぁ、レスポールでしたね。店先でつるしものを10分程度弾いたところで素性が分かるわけもありません。30万円もしてたので無茶もできませんし、良い思い出程度です。ちなみに、無理すれば買えなくもない経済状況でしたが、自分に30万ものギターは必要ないな、という結論を出して購入しませんでした。私なんぞエントリーモデルで十分です。

ネックは薄めで、当時TAKが使っていたゴールドトップともう一本のレスポールのネックを調べ、その中間の太さにしたそうですが、実際は思ったより薄めになったとはTAK本人の弁。ピックアップはTAKオリジナルで、そのギターの特性と相まってかなり歪み、激鳴りモデルになっています。この点がこのモデルの人気が衰えない部分であります。このギターをメインに使って製作された「Brotherhood」では、CDでもビデオでも鳴りと歪みは特筆すべきものがあります。このギターの音はドキュメントビデオの「The true meaning of "Brotherhood"?」でより詳細に聞くことができます。個人的にこういうレコーディング風景を記録したビデオは大好きですね。CDやライブとは違う、音の息遣いのようなものが聞けますから。B'zの2人がどんな風に考えたり思い、アイデアを入れてレコーディングをしてるかが見れ、インスパイアを受けることがとても多いです。

残念ながら既に生産も終了。再生産もないでしょうから、今持っている人は末永く大事に使ってあげてください。個人的な興味として、これらTAKモデルが経年によってどう音が変化していくのか興味があります。オールドギブソンのようになるのか、それとも全く違った個性を醸しだすのか大変楽しみです。初回生産版などは既にその方向性が出ているかもしれませんね?

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posted by あんドラ at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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